東京五輪の新種目、3人制バスケットボールで出場権を獲得した日本女子代表チームが2日、帰国後のオンライン取材に応じた。金沢総合高出身の篠崎澪(富士通)は「いまはすごくほっとしている。プレッシャーはあったが、うまく緊張感に変えてチケットを取れた」と喜びをかみしめた。
5月30日までオーストリアで開催された五輪予選会で、日本はリーグ4戦全勝で決勝トーナメントに進むも、準決勝で強豪フランスに惜敗。3位決定戦でスペインに20-18で競り勝ち、本大会切符をつかみ取った。
五輪のバスケットボール競技では3人制女子のみが開催国枠での出場権を得ておらず、予選会に出場して自力で奪う立場に置かれていた。篠崎は「(開催国枠が与えられず)最初は残念な気持ちだったけど、『私たちが取りにいくぞ』というプラス思考で準備してきた」と振り返る。
プラス思考貫き五輪切符 3人制バスケ女子・篠崎澪
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3位決定戦のスペイン戦でパスを狙う日本女子の篠崎(右) [写真番号:643561]
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バスケットボール3人制の五輪予選で、東京五輪の出場権を獲得した日本女子の(左から)西岡、篠崎、山本、馬瓜ス=いずれも5月30日、オーストリアのグラーツ(国際バスケットボール連盟提供・共同) [写真番号:643562]