
着実に階段を上ってきた白鵬女子にとって記念すべき初の全国大会。「とても楽しみだし、経験したことがないことだらけ。今、準備していることを全部出し切りたい」と話す司令塔の稲垣に気負いはない。
昨夏の県高校総体ではブロック準決勝で敗れ、ベスト16に終わった。「自分たちがもっとパワーアップしないといけない。3年生になった時に、全国に行く」とエース福本は心に決めていた。新チーム最初のミーティングで意志を統一。練習や試合での声掛けから見直して、日々のトレーニングの強度も上げてきた。1月の新人戦では県ベスト4入り。コロナ禍でも3年生16人は誰一人欠けることなく、最後の大会に懸けてきた。