11日に開かれるプロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)。指名を待つ、神奈川ゆかりの有力選手に迫る。

「ロマン枠」。
日大藤沢の山本秀明監督(51)は、長距離砲の柳沢大空をこう評する。「技術はまだまだ。でもプロ野球でやっていける体の強さ、身体能力は十分ある」と将来像を描き、期待を寄せてきた。
柳沢は1年秋から主力として活躍。ただ、ベスト8に入った今夏の神奈川大会は15打数3安打と苦しんだ。「状態は良かったのに1回戦でヒットを打てなかった。そこから焦って沼にはまってしまった感じ」。
不動の4番は持ち味の長打を披露することなく、高校野球に別れを告げた。