11日に開かれるプロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)。指名を待つ、神奈川ゆかりの有力選手に迫る。

「指名されると思われていても漏れた選手を過去に見てきた。だからこそ毎試合、これが駄目だったらプロ(入り)はないと思ってマウンドに立っている」。
大学生活のラストシーズン、横浜商大の飯田琉斗のボールには今、気迫がみなぎる。
身長187センチの恵まれた体格から投げ下ろす最速154キロのストレートは魅力十分。夏場に磨いたカットボールやフォークボールも光る。
「その日一番勝負できるボールを探し、打者を抑えられるようになった」。右腕は手応えを口にする。
向上高3年時の2017年夏。