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決勝は創価大-筑波大
神奈川大、神宮逃す 大学野球関東地区選手権

大学野球 | 神奈川新聞 | 2018年11月1日(木) 10:39

【神奈川大-筑波大】0-1の九回裏神大2死無走者。最後の打席で見逃し三振に終わった4番・政井
【神奈川大-筑波大】0-1の九回裏神大2死無走者。最後の打席で見逃し三振に終わった4番・政井

 明治神宮大会の予選を兼ねた大学野球の横浜市長杯争奪第14回関東地区選手権大会第3日は31日、横浜スタジアムで準決勝を行い、神奈川大(神奈川1位)は0-1で筑波大(首都2位)に惜敗し、8年ぶりの明治神宮大会出場を逃した。

 昨年準優勝の創価大(東京新2位)はタイブレークの末、7-5で上武大(関甲新1位)を退けた。筑波大と創価大が神宮大会に出場する。

 最終日は11月1日、同スタジアムで創価大-筑波大の決勝を行う。

中軸不発 1点遠く…


 1点が遠かった。6月の全日本大学選手権初戦で無得点で散った雪辱を期した神奈川大ナインの歩みが、神宮目前で途絶えた。

 反撃を願った0-1の九回だった。先頭の主将夏井が7球粘って意地の四球で出塁したが、前日に殊勲打を放った3番伊藤がバントをファウルした後に強攻に出て併殺。

 走者なしで打席に立った今秋リーグ戦5発の4番・政井は「ホームランを狙ったけれど、頭の中は真っ白でどう振ればいいか分からなかった」と見逃し三振に倒れた。社会人チームからの誘いも断って「野球人生最後のシーズン」と臨んだ主砲だったが、フルスイングできずに幕を閉じた。

 今大会は2戦連続で政井や今秋首位打者の1年梶原、19打点の3年冨岡が沈黙。この日もチームで2安打に終わり、「リーグ戦でどれだけ打っても、一発勝負で何もできなかったら意味がない」と冨岡は言う。

 ただ、就任1年目の岸川雄二監督(45)が「三振を恐れず思い切り振らせ、果敢に攻めてきた」と言うように、エラーしても「バットで取り返せばいい」と強打を売りに戦ってきた神大。夏井も「誰一人責めることなく、一つになれたからこそできた」と14年ぶりのリーグ戦春秋連覇の重みを実感している。

 冨岡は「来年こそ春の神宮で勝つ喜びを知って、秋につなげたい」と燃える。痛感した神奈川の先にある険しさを乗り越える1年が、ここから始まる。

被安打1 百瀬、一発に泣く


 「一球の怖さを思い知った。あの一発さえなければ…」。8年ぶりの秋の神宮を逃した神奈川大の3年生右腕百瀬は、涙をこらえきれなかった。


敗れはしたが、粘りの投球で公式戦初完投を果たした神奈川大の右腕百瀬
敗れはしたが、粘りの投球で公式戦初完投を果たした神奈川大の右腕百瀬

 初回を三者凡退に抑えた後の二回に悪夢が訪れた。2球目だった。「ボール球で様子を見ようとした」という先頭の4番に投じた141キロの直球は痛烈にはじかれた。ふわりと風に押されて左翼席へ。結局このソロ本塁打がこの日許した唯一のヒットであり、決勝打でもあった。

 その一球を除いて、パーフェクトに近かった公式戦初完投。だが、岸川雄二監督(45)は「たった1安打とは、勝ってから言えること」と言葉が出ない。

 打線の援護がなく、この1年間続けてきたエースの守護神中野が最後を締める「勝利の方程式」に持ち込めなかった。百瀬は「逆転して中野さんにつなぎたかった」と悔やんだ。

 その中野は「ただただ切ない」と無念さをのみ込んだ。神大にとっては3年の百瀬と重田が今秋3勝ずつを挙げ、二枚看板に定着したことは大きい。「百瀬はこの一発を来季につなげる糧にして、2人でもっと成長してほしい」

 卒業後も社会人で野球を続けるエースは、大学最後のマウンドに立てなかった悔しさをエールに変えていた。

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