大学野球の横浜市長杯争奪第16回関東地区選手権大会(神奈川新聞社など後援)最終日は12日、横浜スタジアムで決勝を行い、桐蔭横浜大(神奈川1位)が創価大(東京新1位)を4─3で下し、7年ぶり2度目の頂点に立った。
桐蔭大は、三回に内山昂思(4年)の2点打などで3点を先制し、その後も1点を加えた。先発した片山皓心(同)は3失点ながらも粘り強く完投し、最優秀選手と最優秀投手に選出された。
例年、同大会の上位2校が出場する明治神宮大会は新型コロナウイルスの影響で中止となり、4年生にとって最後の大会となった。
【評】桐蔭横浜大は片山が3試合連続の完投で序盤のリードを守り抜いた。片山は直球とチェンジアップを操り、7安打で3失点。打線は三回に内山、瀬戸の適時打で3点を先制。五回には渡部が右犠飛で加点するなど、犠打を効果的に使って得点を積み重ねた。
成長証明 有終に悔いなし
投打がかみ合ってつかんだ7年ぶりの栄冠。桐蔭横浜大の捕手森下、キャプテン加賀の目には光るものもあった。
桐蔭大、7年ぶり2度目頂点
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大学野球の横浜市長杯争奪第16回関東地区選手権大会で、7年ぶり2度目の優勝に喜びを爆発させる桐蔭横浜大ナイン=横浜 [写真番号:410046]
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笑顔で胴上げされる桐蔭横浜大の斉藤監督=横浜 [写真番号:410047]
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【創価大―桐蔭横浜大】3試合連続の完投勝利を果たした片山 [写真番号:410048]