硬式野球部の選手寮(右)と室内練習場=平塚市土屋
多数のプロ選手を輩出してきた東海大の硬式野球部で、複数の部員による大麻とみられる薬物の使用が発覚し、無期限の活動停止と公式戦の出場辞退が決まった。平塚市内の選手寮で使用していた部員がいたとして、県警の家宅捜索を受けていたことも判明。学生球界で指折りの名門を揺るがす不祥事に、学生や関係者に衝撃が広がった。
「学生に対して薬物の危険性を指導してきたが、誠に遺憾。責任を痛感している」。
1時間以上に及んだ記者会見の冒頭、山田清志学長は苦々しい表情を見せ、深く頭を下げた。
「うわさもなかった」