
神奈川大学野球秋季リーグは13日、神奈川工大KAITスタジアムで開幕し、1回戦3試合が行われた。2019年の春季以来2季ぶりの優勝を狙う桐蔭横浜大は、9─0で鶴見大に快勝した。神奈川大は7─2で横浜商大を下し、神奈川工大は8─2で昨秋王者の関東学院大を破った。
桐蔭大は、エース左腕の片山皓心(4年)が5安打完封、プロ注目の渡部健人(同)は初回にリーグ通算11本目となる先制の3点本塁打を放った。神大は先発全員の15安打で圧倒。工大は二回に4得点して逆転、以降も小刻みに加点した。
第2週第1日は21日、横浜スタジアムで商大─桐蔭大、関東大─鶴見大、工大─神大の1回戦3試合が行われる。
今秋は、新型コロナウイルスの感染リスク軽減のため、従来の2戦先勝の勝ち点制から2回戦総当たりの勝率制に変更して争う。また、横浜スタジアムとサーティーフォー相模原球場を除いた会場は無観客で実施する。
再起期す左腕 初完封に「大きな自信」
再起を期したマウンドで成長を示した。故障で戦列を離れていた桐蔭横浜大の主戦左腕片山が、昨春のリーグ戦以来となる公式戦で初完封。「大きな自信をつかめた」と喜びに浸った。