社会人野球の県春季大会第4日は19日、サーティーフォー保土ケ谷球場で準々決勝2試合を行い、JX-ENEOSが13-1で横浜球友クラブに五回コールド勝ちし、東芝は横浜中央クラブに7-0で七回コールド勝ちし、それぞれ準決勝進出を決めた。
第5日は20日、サーティーフォー保土ケ谷球場で三菱日立パワーシステムズ-横浜金港クラブ、JX-ENEOS-東芝の準決勝2試合を行う。
◆新人小豆澤が勝負強さ
「新戦力がチームに良い刺激を与えてくれている」。今季初戦を大勝で飾ったJX-ENEOSの山岡剛監督(34)は、上武大から加わった小豆澤をたたえた。
ルーキーは「先発のうれしさを表現した」とリードオフマンとして3安打3打点。三回1死満塁で、走者一掃の三塁打と勝負強さを発揮した。
170センチと小柄ながら50メートル6秒の俊足と強打が売りの遊撃手。大学では「同期の1番に島田(海吏、阪神)がいたので」と下位打線に甘んじながらも、関甲新リーグでMVPを受賞した逸材だ。
JX-ENEOSではオープン戦から1番起用が続き、塩見泰隆(ヤクルト)が抜けた穴を頼もしくカバーしている。
都市対抗大会優勝11度の名門が、2年連続で本大会出場を逃しているだけに戦力の底上げは急務。期待の新人が、チームの起爆剤となれるか。