社会人野球の県春季大会第3日は18日、横浜市金沢区の三菱金沢グラウンドで2回戦1試合と準々決勝2試合を行い、三菱日立パワーシステムズと横浜金港クラブが準決勝進出を決めた。
三菱日立パワーシステムズは全川崎クラブに9-2で七回コールド勝ち。横浜金港クラブも茅ケ崎サザンカイツを破った。
第4日は19日、サーティーフォー保土ケ谷球場でJX-ENEOS-相模原クラブ、横浜中央クラブ-東芝の準々決勝2試合を行う。
機動力生かし好発進
連覇へ好発進だ。三菱日立パワーシステムズがコールド勝ちで危なげなく4強入りを決めた。
打線は二回に6番村山、7番江越の連打から連続四球を絡めるなどして4点を先制。六回も2死から制球に苦しむ相手投手を攻め、着実に加点した。投げては公式戦初先発の田中が「力んでリズムがいまいちだった」と話すも4回1失点でまとめた。
昨夏の都市対抗大会は龍が本塁打を放つなど打力を生かして4強入り。しかし、目標の日本一には「さらなる打線の破壊力が必要だと感じた」と後藤隆之監督(48)。今オフは筋力トレーニングや走り込みを強化。選手の体は一回り大きくなり、スイングスピードが増している。
この日は8安打にとどまったが、指揮官は四球などから機動力を生かした攻撃を評価。「いいスタートが切れた」と振り返った。