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4回戦
神奈川県大会 7月23日の試合結果

高校野球 | 神奈川新聞 | 2016年7月23日(土) 02:00

 全国高校野球選手権神奈川大会第11日は23日、サーティーフォー保土ケ谷球場など4会場で4回戦8試合を行った。

 鎌倉学園は3-3の延長十一回に地主聡太(3年)がサヨナラ安打を放ち、第3シードの藤嶺藤沢を4-3で下して6年ぶりの5回戦進出を果たした。

 第1シードの日大は、丹羽敬太(同)の先制2点本塁打などで川崎工科を5-2で破り、4年ぶりのベスト16進出。平塚江南は3-1で横須賀学院に勝利し、創部初の5回戦進出を決めた。

 第1シードの慶応、第2シードの東海大相模、桐蔭学園はコールド勝ちを収めた。第3シードの平塚学園と厚木は接戦を制した。

 第12日は24日、同球場など4会場で4回戦の残り8試合を行い、ベスト16が出そろう。

サーティーフォー保土ケ谷球場


(1)日大-川崎工科(試合終了)
川崎工科
000 000 200|2
301 000 10x|5
日大

◆成長示した11安打
 川崎工科の堂々たる戦いぶりだった。

 2戦連続完封の前田が一回に3点を失うも、ベンチは「きょうはどんな形でも取り返すぞ」と前を向く。0-4の七回2死二塁。細谷、二瓶が2短長打を連ねて2点差に迫った。最後は日大のエースを引っ張り出し、九回は無得点ながら1死満塁と攻め立てた。

 放った安打は第1シードを上回る11本。3安打の細谷は「積極的な野球ができた。悔しいけど力は出し切れた」と言い、同じく3安打の二瓶も「ポイントを前に置く練習通りの成果」と胸を張った。

 昨夏は初戦敗退。それでも、プロ野球ロッテで活躍する内らを輩出した川崎工科に強さは受け継がれている。スタメン全員が3年生。大平監督は「監督になってから入学した子どもたち。がみがみ言われながら大きく成長した」と目尻を下げた。

●川崎工科・主将飯嶋 本当に最高の仲間だった。もっと一緒に野球がやりたかった。先輩の背中を見た後輩が来年は結果を残してくれる。

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【日大-川崎工科】日大ホームラン
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(2)平塚学園-横浜商(試合終了)
横浜商
010 010 000|2 
010 002 00x|3
平塚学園

◆奮闘も雪辱果たせず
 相手は2年前の夏の4回戦で0-8の七回コールド、しかも無安打無得点の敗戦を喫していた平塚学園だった。雪辱に燃えていた横浜商(Y校)は2-3で一歩届かず。それでも、榎屋監督は「攻守でやってきたことは出せた」とナインの踏ん張りをたたえた。

 けん引したのは3年の捕手田村だ。同点の五回には一時勝ち越しの適時打。六回無死一塁の守りでは相手のバントの構えに内角高めを要求し、投前の小飛球を好捕するなどチームをもり立てた。

 2年前の大敗をスタンドから見届けていた背番号2は「やり返してやろうと思っていた」と言う。敗戦にも涙はなく「やるべきことはやれた」と気丈に振り返った。

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【平塚学園-横浜商】
【平塚学園-横浜商】

バッティングパレス相石スタジアムひらつか



(1)東海大相模-日大藤沢(7回コールド)
東海大相模
131 003 0  |8
000 000 0  |0
日大藤沢

◆昨夏の雪辱果たせず
 日大藤沢は昨夏の雪辱を果たせなかった。前回大会で1-8の七回コールド負けを喫していた東海大相模に0-8の七回コールドで敗戦。強敵には今春も敗れていただけに、主将半場は「うちは努力でここまできたチームだけど、練習では到達できない何かで負けた」と力の差を痛感したという。

 エース左腕の大倉が初戦で左肩を痛め、布施宏がこの夏2度目の先発マウンドに上がったが、無念の3回5失点。「簡単に打ち取れなかった」と肩を落とした。

 「僕らは(山本)監督から一番成長したチームと言われたけど、それ以上に成長しないと倒せない」。キャプテンは後輩たちに躍進を期待した。

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【東海大相模-日大藤沢】2回3点目
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(2)厚木-住吉(試合終了)
住吉
100 000 001|2
010 000 20x|3
厚木

●住吉・主将工藤 小さい頃から憧れてきた舞台で、最後にエースで4番として出ることができて良かった。過去最高の成績を狙えるチャンスだったので、歴史に名を刻むためにも、この試合は勝ちたかった。

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【厚木-住吉】7回2点目
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大和スタジアム



(1)桐蔭学園-座間総合(6回コールド)
座間総合
000 010    |1
152 201x    |11
桐蔭学園

●座間総合・根本(0-10の五回にソロ本塁打で意地を見せ) 打ったのはストレート。これであと2回は試合を続けられると思った。1打席目から最後の打席のつもりだった。やりきったという思いはある。

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【桐蔭学園-座間総合】3回7点目
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(2)平塚江南-横須賀学院(試合終了)
横須賀学院
000 001 000|1
000 010 20x|3
平塚江南

◆創部初の5回戦進出
 快進撃が止まらない。平塚江南が創部初の5回戦進出。決勝アーチの主将服部は「秋、春と結果を残せていなかったし、自分自身ここまでチャンスで打てていなかったので良かった」と大喜びだった。

 1-1の七回2死二塁。高めの直球を左翼席に放り込んだ。殊勲者が「入った瞬間は鳥肌が立った」と興奮冷めやらぬ様子で話せば、賀澤監督も「夢のよう。あいつが打つとチームが乗るんだよ」と脱帽した。

 次戦は地元平塚で第2シードの桐蔭学園に挑む。「周りからも平塚に帰ってこいと送り出されていたのでうれしい。厳しい展開になるとは思うけど、一丸となって戦いたい」とキャプテン。日替わりでヒーローが生まれるチームに今怖いものはない。

●横須賀学院・2年生エース藤井陽 高めにいかないようにと投げていたけど、抜けてしまった球がホームランになった。もっとストレートを速くして藤川投手(阪神)のような分かっていても打たれないストレートを投げたい。


【平塚江南-横須賀学院】7回勝ち越し
【平塚江南-横須賀学院】7回勝ち越し

サーティーフォー相模原球場



(1)慶応-県相模原(6回コールド)
慶応
014 302    |10
000 000    |0
県相模原

◆大敗も「一生の宝物」
 県相模原は第1シードの慶応の前に0-10で大敗。昨春の県大会準優勝メンバーだった主将で4番の市川は2安打と気を吐いたが、得点には結び付けられず。キャプテンは「尊敬する先輩たちを超えるチームをつくろうとやってきたが、チャンスで打てなかった」と?を濡らした。

 佐相監督から「束になっていない」と言われていた3年生。春の大会を終えて上級生全員でミーティングを行い、夏に向けて士気を高めていたという。昨夏も経験している捕手後藤寛は「3年生全員が一つになって引っ張っていけたかな」と話し、市川は「大勢の人の前で野球ができたのは一生の宝物」と涙を拭い、すがすがしく言った。

○慶応・主将大串(3安打2打点) 春の県大会で負けた後から、チームは初球のストライクを見逃さず振っていこうという意識でやってきた。全ての打席でしっかりバットを振れた。継続したい。


【慶応-県相模原】4回表7点目打
【慶応-県相模原】4回表7点目打


(2)藤嶺藤沢-鎌倉学園(延長11回)
藤嶺藤沢
020 100 000 00|3
000 000 111 01x|4
鎌倉学園

◆大西「ありがとう」
 152球を投じてサヨナラ負けを喫した藤嶺藤沢のエース大西は「泣いても(試合が)戻ってくるわけじゃない。どんな結果でも受け止めたい」と潔く話した。

 167センチと小柄だが、気持ちの強さは人一倍で「腕は思い切り振った」。七回以降はピンチの連続だったものの最後まで勝負を楽しんだ。この試合を最後に野球とは離れる。チームメートへ「苦しい時も声を出して頑張るいいチームだった。付いてきてくれてありがとう」と感謝した時は目がやや潤んだ。

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【藤嶺藤沢-鎌倉学園】サヨナラ
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