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神奈川工3-2白山
神奈川工・浅海が熱投 高校野球神奈川大会第6日

高校野球 | 神奈川新聞 | 2016年7月18日(月) 13:15

【神奈川工-白山】延長11回裏神奈川工2死二塁。滝井の内野安打で二走山城が一気にサヨナラの生還=バッティングパレス相石スタジアム平塚
【神奈川工-白山】延長11回裏神奈川工2死二塁。滝井の内野安打で二走山城が一気にサヨナラの生還=バッティングパレス相石スタジアム平塚

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接戦制す148球


 粘り勝ちだ。神奈川工のエース浅海が9安打ながら11回2失点。148球の熱投で延長十一回のサヨナラ勝ちに導いた。

 七回から十回まで毎回得点圏に走者を背負ったが、窮地の連続にも崩れない。十回2死一、二塁でも5番打者を外角直球で三ゴロに。力強い直球で四隅を突き、スライダーとのコンビネーションもさえ渡った。

 気持ちの入った投球は野手に届いていた。十一回2死二塁で、サヨナラ打を放ったのは同じ3年の滝井。「粘って投げてくれたので、得点を取ってやりたかった」と言えば、浅海は「やっと終わった」と安堵(あんど)した。

 エースは走り込みだけでなく、入学早々から早朝の校内のモップがけも欠かさなかった。「必ずプラスになると思って」と続けてきたら、心身ともにタフさを身にまとっていた。

 高校卒業後に就職する予定の右腕にとって、負けは野球との別れも意味する。「この大会で未練をなくすつもりです」。譲れない夏は続く。

 
 

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