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天才肌のスラッガー 藤沢翔陵・遊撃手、森山孔介
この夏に挑む(7) 三度目正直「勝ちたい」

高校野球 | 神奈川新聞 | 2016年7月9日(土) 11:54

藤沢翔陵・森山孔介
藤沢翔陵・森山孔介

 187センチの大型遊撃手、藤沢翔陵・森山孔介は神奈川の夏を熱くするスラッガーだ。今春県大会準決勝の日大戦。初回に左中間最深部へ特大3ランを放ち、ニコリともせずダイヤモンドを一周した姿が印象的だった。

 1年から4番を任され昨秋は40年ぶり、今春は29年ぶりにチームを県4強に導いた。目標の打者は中田翔(日本ハム)。「甘い球は絶対逃さない。タイミングを外されてもパワーで持っていくところに憧れます」

 寡黙な天才肌だ。誰よりも遠くに飛ばそうと、重いバットで1日300回のスイングを続けてきたが、努力する姿は人に見せたくないという。高校通算25ホーマーの数字以上に、鍛え抜かれた肉体から描かれる放物線がプロの目を魅了する。

 ただ、自身もプロ野球・ロッテで活躍した川俣浩明監督(43)はその能力を買ってきただけに、もどかしさも抱く。「もっとチームを引っ張ってほしい。スカウトに評価され、やっと欲が出てきたので、甲子園に行くかどうかでドラフトが変わるぞと言っている」

 投手も兼ねていた昨年は夏、秋ともに横浜の壁にはね返された。夏の5回戦。12年ぶりの8強を狙う藤沢翔陵は八回に3点差を追い付いた。しかし、「スタンド全体が横浜寄りだった」(主将の近藤明弥)中で七回から救援していた森山は、その裏に決勝の押し出し死球を許す。さらに秋の準決勝は10点差の大敗。「夏は自分のミスで負けた。秋は悔しさをバネに挑んだのにボロボロだった」

 部室に「藤平を超えろ」と張り出し、横浜のエースを打つことだけを考え、雌伏の時を過ごした。この夏も勝ち進めば準決勝でぶつかる組み合わせ。「三度目の正直。次こそは横浜に勝ちたい。それしかない」。スラッガーは静かに燃えている。

 もりやま・こうすけ 遊撃手。3年。湘洋中出身。187センチ、88キロ。右投げ右打ち。

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