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新時代へ170キロ振り抜く 横浜隼人・右翼手、浅見遼太郎
この夏に挑む(4) フルスイングの1番打者

高校野球 | 神奈川新聞 | 2016年7月7日(木) 09:28


浅見遼太郎
浅見遼太郎

 横浜隼人のグラウンドには、160~170キロの剛速球を投げるエアー式ピッチングマシンがある。その名も「トップガン」。マシンから放たれる音はズドーン、ズドーンとすさまじい。

 昨夏からリードオフマンとして、県内トップの破壊力がある強力打線を引っ張ってきた浅見遼太郎は「170キロにもバットを合わせるのではなく、振っていくんです」と、トップガンを相手に連日フルスイングしている。

 「速球に目が慣れているので140キロ台なら、そんな速いと思わなくなった」。6月には、春季関東大会で優勝した前橋育英(群馬)や浦和学院(埼玉)との練習試合で好投手に襲い掛かり、大量点を奪った。「自分が打つと点が入ることが多い。特に初回はチームを勢いづけたい」と、第1打席の初球に全神経を集中させているという。部員数はことしも県内最多の156人。1日1000スイング以上のノルマを自らに課し、厳しい競争を勝ち抜いてきた。

 中学時代はヤングリーグの横浜ヤング侍で暴れていた。監督を務めた元ベイスターズの大砲・古木克明から打撃指導を受け、バットの軌道やスイングの力の入れ方を伝授された。

 身長171センチと小柄だが、本塁打も高校通算30発に迫り、チームメートの小泉雄雅、高橋淳彦と本数を争う。昨秋3回戦で平塚学園の高田孝一から右翼へ低い弾道で運んだ逆転3ランが、「ドライブ回転がかかった理想の打球」という。

 ベース1周14・8秒の俊足。今春の4回戦では延長十回に決勝ランニング本塁打を決めた。憧れは「盗塁できてホームランも打てる」という山田哲人(ヤクルト)だ。

 チームは2014年夏の準決勝進出以降、5季連続で県大会8強で敗退。昨夏の準々決勝は3点リードで八回を迎えながら、土壇場で横浜に逆転負けを喫した。水谷哲也監督(51)は「渡辺(元智)先生が(東海大相模の)原貢監督にチャレンジした時代からの歴史を、新参者では止められなかった」と振り返るが、「もうリセットした。今年からは新しい神奈川の歴史が始まる」と県内勢力図を塗り替えていく覚悟だ。

 浅見も昨夏を忘れていない。「あと少しで勝てた試合を詰めの甘さで落とし悔しい思いをした。だけど、あの試合があったからしっかり練習できたんです」。170キロを振り続けてきたのは、横浜のエース藤平尚真を打ち崩すためだ。

 この夏も互いに勝ち進めば横浜と当たる。「準々決勝でまた横浜と戦える。集大成を全部出し切ってリベンジしたい」。不動の1番打者が、神奈川の新時代を描く。

帽子に秘めた思い

「夢ある限り 努力は無限」




 自分の夢を見つけ、夢がある限り努力は続けられるし、努力を続けないと夢はかなわない。練習をたくさんできる冬に書きました。夏はチーム一丸でつなぐ打撃をして大量得点したいので、「繋(つな)ぐ」も書きます。

 

あさみ・りょうたろう 右翼手。3年。座間・東中(横浜ヤング侍)出身。171センチ、70キロ。右投げ左打ち。


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