
高校軟式野球の第61回全国選手権神奈川大会(県高野連主催、神奈川新聞社など後援)の抽選会が22日、鎌倉市の栄光学園で行われ、参加24チーム(25校)の対戦カードが決まった。(組み合わせ表は6月23日付の神奈川新聞9面に掲載)
春の県大会を制した横浜隼人は初戦となる2回戦で栄光学園-横浜商の勝者と戦う。7月18日に、いせはらサンシャイン・スタジアムで開会式があり、その後に2試合を行って開幕。26日に大和スタジアム(午前10時開始)で行われる決勝まで熱戦を繰り広げる。選手宣誓は三浦学苑の主将槐(さいかち)駿(3年)が務める。藤嶺藤沢が初出場する。
優勝校は8月6、7の両日、埼玉で行われる南関東大会に出場。同大会の優勝校が同月24日から6日間、兵庫県明石市などで行われる全国大会の出場権を得る。
「感謝を込めて」宣誓
選手宣誓の当たりくじを引いた三浦学苑の槐は壇上で苦笑い。「おめでとうと書いてあってびっくりした。野球ができることへの感謝を込めた宣誓がしたい」と話し、照れくさそうな笑顔を浮かべた。
3日前の練習試合で右肩を脱臼し、この日は腕をつって現れた。医師の診断は全治3カ月というが、エースで1番の主将は「開幕までには間に合わせたい」と出場を諦めていない。
全国選手権で準優勝した2年前も、当時の主将が選手宣誓を務めた。槐は「いい流れ。3年生が2人だけの若いチームだが、一戦一戦勝っていきたい」と決意を込めた。