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東海、桐蔭など8強 高校野球県春季大会

高校野球 | 神奈川新聞 | 2016年4月20日(水) 02:00

【東海大相模-藤嶺藤沢】9回裏東海大相模2死三塁。加賀が中前にサヨナラ打を放つ=サーティーフォー相模原球場
【東海大相模-藤嶺藤沢】9回裏東海大相模2死三塁。加賀が中前にサヨナラ打を放つ=サーティーフォー相模原球場

 高校野球の県春季大会(県高野連主催、神奈川新聞社など後援)第5日は19日、サーティーフォー相模原球場など3会場で4回戦3試合を行い、東海大相模、桐蔭学園、横浜隼人が8強入りを決めた。

 東海大相模は3-0の九回、同点に追いつかれたものの、その裏の2死三塁から加賀航(3年)が中前打を放って、4-3で藤嶺藤沢にサヨナラ勝ちした。桐蔭学園はタイブレークの延長十三回に1点を奪い、3-2で平塚学園にサヨナラ勝ち。横浜隼人は15安打と打線が爆発し、13-3の五回コールドで光明相模原を下した。

 第6日は20日、バッティングパレス相石スタジアムひらつかで、川崎北-慶応(試合開始14時30分)の4回戦1試合を行い、ベスト8が出そろう。

笑顔なきサヨナラ勝ち


 サヨナラ勝ちの東海大相模ベンチに、笑顔はまったくなかった。

 今春初先発のエース北村が、3点リードで完封ペースだった九回に突如崩れる。2安打と四球で招いた1死満塁のピンチ。中前打を加賀が後逸し、一気に3点を失ってリードをはき出した。

 その裏、3番を任されている加賀が自らのサヨナラ打で失策を帳消しにしたものの、昨夏の甲子園のマウンドも経験している右腕は「最終回は完全に打たれた自分のミス。このままいけるだろうという心の隙があった」と、敗戦投手のように猛省した。

 「序盤に3点取って安心してしまい、気が緩んでああいうプレーになってしまった」と加賀。サヨナラの場面は、「お前が決めろという意味で、監督が打席に立たせてくれたと思った」と強い気持ちで中前にはじき返したが、試合後も表情は硬いままだった。

 2日前、六回まで7-1とリードしながら降雨ノーゲームとなり、この日は再試合だった。門馬敬治監督(46)は「あの試合をリセットできず、心のどこかで引きずっていたのだろう。藤嶺藤沢の方が必死にボールに食らいついていた」とナインを戒める。

 準々決勝は、昨秋敗れている宿敵・横浜との再戦だ。「チームは1日で変われる。どう立ち上がって、横浜にぶつかっていけるか」。指揮官は選手たちに奮起を促した。

 
 

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