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県秋季大会:4強出そろう

高校野球 | 神奈川新聞 | 2015年9月21日(月) 03:00

1回表桐光学園1死二、三塁。大坪も適時二塁打で続く。
1回表桐光学園1死二、三塁。大坪も適時二塁打で続く。

 県高校野球秋季大会(県高野連主催、神奈川新聞社など後援)第6日は20日、サーティーフォー保土ケ谷球場で準々決勝残り2試合を行い、桐光学園、日大が勝ってベスト4が出そろった。桐光は3年連続、日大は2年ぶりの4強入り。

 今夏の神奈川大会4強の桐光は先発の大河原誠(2年)が8回1失点と好投し、横浜隼人に9-1で快勝。日大は右腕森井徹平(2年)が8安打3失点で完投し、川崎北を9-3で破った。

 第7日は10月3日、同球場で横浜-藤沢翔陵(午前10時開始)、桐光-日大(午後0時30分開始)の準決勝を行う。勝ったチームが関東大会(10月31日から5日間、埼玉県)の出場権を獲得する。

桐光 大河原が好投

 桐光学園は完勝した。先発の左腕大河原はコーナーを丁寧に突いて8回1失点。打線は一回に中川、大坪の連続適時二塁打などで4点を先制。二回にも中川が2点適時打を放つなど、上位5人で8安打5得点をマークした。

 横浜隼人はわずか3安打に終わった。

隼人、強力打線が沈黙

 横浜隼人は、ここまでの4試合で35得点していた打線がわずか3安打で1点止まり。慶応や平塚学園などの強豪を打ち破ってきた強力打線が完全に沈黙した。

 桐光学園の左腕大河原が投じる高めの直球とスライダーに最後まで苦しめられた。主将の高橋は「狙い球は絞っていたが、直球とスライダーの見極めができなかった」と唇をかんだ。

 一方、先発の林明は初回に3安打と死球などで4失点。「先頭打者を出塁させてしまい、自分でカバーしようと気負ってしまった」と反省。「どういう場面でも、普段通りに投球できるメンタル面を鍛えたい」と課題を挙げていた。

仲間思い腕振る左腕

 強打の横浜隼人に立ちはだかったのは、桐光学園の背番号11だった。左腕大河原が8回1失点。最後はエースの中川にマウンドを譲ったが「なるべく長いイニングを投げたかった。先発の役割は果たせた」と満足げだ。

 今大会1試合平均で9点近くをたたき出している隼人打線に対し、「とにかく腕を振った」という。最速は140キロ台。左腕をむちのようにしならせ、直球と同じ腕の振りのスライダー、カーブで組み立てていく。5度の三者凡退と小気味よく投げ続けた。

 この好投と9得点と活発だった打線は無関係ではない。桐光はこれまで中川への早めのスイッチで勝ってきたが、打線でも主砲を担う中川は「投げていない時の方が打撃に専念できる」と実感していたという。

 その4番はこの試合、3安打4打点。「打てたのは大河原のおかげ」と同級生に感謝する。片や大河原も「4番も打ってリリーフもこなして。少しでも中川に楽をさせることが勝ちにつながる」という思いだった。

 3学年先輩の左腕松井裕(楽天)に憧れて門をくぐった2年生。今夏の神奈川大会は2試合に先発し、4失点と不本意だったが、「先発として信頼されたい」と走り込みやダッシュを繰り返しスタミナを強化してきた。「必ず選抜に行く。もっと信頼を勝ち取って次は完投したい」。サウスポーが輝くほどに桐光は投打で強くなる。

日大 エース凡打の山

 日大が一回に3連打で2点を先制し、以降も小刻みに加点。11安打だけでなく、4盗塁を得点に絡めるなど機動力も光った。先発の右腕森井は六回まで1安打投球と流れをつくった。

 川崎北は終盤に3点を奪い返したが、反撃が遅かった。

川崎北、終盤に意地


 川崎北は8年ぶりの4強入りを逃したが、終盤に意地を見せた。

 0-7の七回。無得点ならコールド負けとなる窮地で、先頭森田の二塁打を足掛かりに1点を返すと、1-9の八回には濱田と森田の適時打で2点を返した。森田は「最後まで諦めたなかった。もっと早く反撃できていれば…」と唇をかんだ。

 神奈川大会は4回戦で日大藤沢に3-10で大敗した。西野監督は「夏の選手に比べて打力も劣るし、言われたことも守れていない」と厳しい。森田も「練習不足。一から見直して強い私学に勝てるようになる」と気持ちを新たにした。

意識変わり安定感増す

 日大を2年ぶりの4強入りに導いたのは、今大会を1人で投げ抜いているエース森井だ。

 この日も力強い直球とスライダーを武器に、打たせて取って凡打の山を築いた。六回までは1安打。終盤に失点し、伊藤謙吾監督(42)は「最後まで隙を見せないでほしかった」と注文するものの、「ずっと試合はつくってくれている」と評価する。

 三振を狙って球数が多かった今夏まではベンチ外だったが、背番号1をもらってからは「打たせて全員で守る野球が理想」と意識が変わった。4試合34回で安定した投球を続け、ナインの信頼も増してきた。

 準決勝は桐光学園戦。2年前の秋も準決勝で対戦し、満塁弾などで派手に打ち勝った相手だ。森井を中心に一体感があるチームに「2年前と同じような雰囲気で、一戦一戦うまくなってきた。戦力は向こう(桐光)が上なので食らいついていく」と伊藤監督。

 関東切符を懸けた決戦までは2週間空く。エースは「精神力を鍛え直す。挑戦者のつもりでどんどん攻め、いいムードになって、勝ちたい」と気合十分だ。


8回1失点と好投した桐光学園・大河原=サーティーフォー保土ケ谷球場
8回1失点と好投した桐光学園・大河原=サーティーフォー保土ケ谷球場

【川崎北-日大】日大のエース森井(右)が一塁を踏み、勝利を収める=サーティーフォー保土ケ谷球場
【川崎北-日大】日大のエース森井(右)が一塁を踏み、勝利を収める=サーティーフォー保土ケ谷球場

1回表桐光学園1死一、二塁。中川(中央)の適時二塁打で先制する
1回表桐光学園1死一、二塁。中川(中央)の適時二塁打で先制する

1回表桐光学園1死二、三塁。大坪の適時二塁打で二走・中川(中央)も生還、3-0とリードする。
1回表桐光学園1死二、三塁。大坪の適時二塁打で二走・中川(中央)も生還、3-0とリードする。

1回表桐光学園2死三塁。振り逃げの間に三走・大坪(左)も生還。この回一挙4点を挙げて主導権を握る
1回表桐光学園2死三塁。振り逃げの間に三走・大坪(左)も生還。この回一挙4点を挙げて主導権を握る

1回表日大2死一、二塁。河西の中前打で二走・丹羽(左)が生還、2-0とする
1回表日大2死一、二塁。河西の中前打で二走・丹羽(左)が生還、2-0とする

2回表日大2死一、二塁。主将・須永が適時三塁打を放つ
2回表日大2死一、二塁。主将・須永が適時三塁打を放つ

3回表日大1死三塁。宮田がスクイズを決める
3回表日大1死三塁。宮田がスクイズを決める

4回裏横浜隼人2死一塁。主将・高橋がチーム初安打を放つ
4回裏横浜隼人2死一塁。主将・高橋がチーム初安打を放つ

7回裏川崎北1死三塁。大津の三ゴロの間に三走・森田(右)がホームイン。コールドゲーム成立を阻止する
7回裏川崎北1死三塁。大津の三ゴロの間に三走・森田(右)がホームイン。コールドゲーム成立を阻止する

8回裏川崎北2死二塁。森田の左前打で二走・濱田(6)が3点目のホームを踏み、再びコールドゲーム成立を阻止する
8回裏川崎北2死二塁。森田の左前打で二走・濱田(6)が3点目のホームを踏み、再びコールドゲーム成立を阻止する

9回から登板し三者凡退に退けた桐光学園・中川(中央)と整列するナイン。
9回から登板し三者凡退に退けた桐光学園・中川(中央)と整列するナイン。

横浜隼人の3番手として登板し、3回を無失点に抑えた梅澤
横浜隼人の3番手として登板し、3回を無失点に抑えた梅澤

初回に先制点を与えた横浜隼人・先発林明(中央奥)に声を掛ける一塁手・高橋(3)
初回に先制点を与えた横浜隼人・先発林明(中央奥)に声を掛ける一塁手・高橋(3)

先発する川崎北の主戦・阿部
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日大先発のエース・森井
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