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タテジマ新時代(2)1点への執念 欲捨て低い打球狙う

高校野球 | 神奈川新聞 | 2015年8月23日(日) 03:00

3回戦の遊学館戦で5安打を放った磯網。低く強い打球が何度も飛んだ=甲子園(共同)
3回戦の遊学館戦で5安打を放った磯網。低く強い打球が何度も飛んだ=甲子園(共同)

 甲子園で戦った5試合とも2桁安打し、2桁得点を3度も記録。豪快な打球音が響いて大観衆を沸かせた光景は、故原貢監督の「打ってナンボ」の時代をほうふつさせた。驚異の得点力は、門馬敬治監督(45)の言う「決め事を最後まで徹底した」結果だ。

 「低い打球をセンター方向へ」-。神奈川大会開幕前から、大阪入り後の練習グラウンド、甲子園での決勝戦まで。指揮官とナインが叫ぶこの言葉を、何度聞いただろうか。

 チーム20二塁打の大会新記録を樹立。大会タイの6二塁打をマークした杉崎は「中堅方向への意識があったから(ファウルゾーンへ)切れなかった」と振り返る。

 「欲を捨てろ」と呼び掛け続けた指揮官。選手たちは殊勲打を打っても「つなぐ意識」と口をそろえた。打率6割の5番磯網、準々決勝でサヨナラ打の杉崎、準決勝で2ランをたたき込んだ主砲豊田までも。ヒーローになりたい我欲を捨て、ひたすらに振り抜いた。

 ナインは1点の重みを知っていた。昨夏の甲子園では3-4で初戦敗退。秋の県大会準決勝も1点差で延長十二回サヨナラ負けし、今春の選抜大会への道を断たれた。野手陣は野球ノートに繰り返し刻んでいた。「小笠原、吉田だけに任せない。投手陣を少しでも楽にさせる」

 神奈川大会以降、12試合中11試合で先制した。甲子園では初回の4点先取が3試合に上り、「楽に投げられた」と小笠原は感謝した。1点への執念はマウンドのエースに届き、投打の歯車はかみ合っていった。

 優勝チームの本塁打2本は2006年以降で最少。それでも、清宮(早実)、山本(九州国際大付)らスラッガーが姿を消す中、最も恐れられ、最後まで勝ち残ったのは、全員が一丸となったタテジマ打線だった。

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