他にはない神奈川のニュースを!神奈川新聞 カナロコ

  1. ホーム
  2. スポーツ
  3. 野球
  4. 高校野球
  5. 夏の注目選手(5)の2 慶応・三塁手◆柳町達 

指揮官に恩返しを
夏の注目選手(5)の2 慶応・三塁手◆柳町達 

高校野球 | 神奈川新聞 | 2015年7月7日(火) 10:29

慶応 柳町達
慶応 柳町達

 柔らかくしなやかなスイングで、先輩のボールを軽々と右翼ネット上部へ突き刺していく。2013年春。入学したばかりの柳町達の打撃はまさに鮮烈の一言だった。

 「すごい1年が来たなと。チームを明るくしてくれたよ」。当時は県大会4回戦で敗れた直後。慶応の上田誠監督(57)の記憶は今も薄れていない。

 1年夏の神奈川大会から3番に座り、16打数で8安打を記録。打撃だけではない。昨秋の県大会3回戦では横浜を相手に走塁技術を見せた。

 五回2死一、三塁で一走が盗塁。三走柳町は捕手が二塁へ送球した隙を逃さず本塁を陥れた。8-1のコールド勝ちに貢献し「走塁にも自信がある。プレー全てで勝ちに貢献したい」という。

 バットに、足に、センスを感じさせるバッターにはこの夏、ターゲットがいる。昨秋、今春の県大会のいずれも準々決勝で敗れた東海大相模の二枚看板だ。秋には吉田、春には小笠原に3打数無安打。「力負け。直球で押された」。日課の1日300本の振り込みに加えてウエートトレーニングも時間を増やした。

 5月の大分商との練習試合、プロ注目の最速148キロ右腕森下の直球をはじき返した。放った2本の二塁打は「夏こそ(東海大)相模の2人を打つ」との決意表明だ。

 指揮官は今夏を最後にタクトを置く。「とにかく甲子園。上田さんを男にしたい。重要な場面でヒットを打つ」


●やなぎまち・たつる 三塁手3年。茨城・新利根中(取手シニア)出身。180センチ、78キロ。右投げ左打ち。

 
 

強打者に関するその他のニュース

高校野球に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

野球に関するその他のニュース

アクセスランキング