全国高校野球選手権神奈川大会(7月11日開幕)に合わせ、東海大相模高校(相模原市南区)の元野球部監督で昨年5月に78歳で死去した原貢氏のメモリアル写真展が7月12日から、大会会場の一球場でもあるサーティーフォー相模原球場(同市中央区)で開かれる。25日まで。
球場の指定管理者、市まち・みどり公社の主催。原氏は監督として、1970年に夏の全国大会で同校を優勝に導くなど春夏合わせて8回甲子園に出場した。こうした輝かしい功績に光を当てようと、多くの高校野球ファンに見てもらえるよう夏の大会に合わせて企画した。
会場には、甲子園に出場した際のベンチでの表情や、長男で主力打者だった辰徳氏(現プロ野球巨人監督)と共に戦った試合などの写真パネル約12点を展示予定。74年の市制20周年記念行事で「一日市長」を務め、少年野球チームを指導する様子なども紹介する。
市教育委員会が原氏の遺族から写真提供をお願いするなど交渉。監督当時に直接指導を受けた同校野球部出身で市教委スポーツ課の菊地原央課長(49)は「多くの高校野球ファンに見てもらい、当時を懐かしんでもらえれば」と話している。
入場無料。問い合わせは、市教委スポーツ課電話042(769)9245。