東海大相模が圧巻の4年ぶり9度目の優勝-。第96回全国高校野球選手権神奈川大会最終日は30日、横浜スタジアムで決勝を行い、東海大相模が向上を13-0で下して全国最多となる参加190校の頂点に立った。
東海大相模は、背番号11の右腕吉田凌(2年)が切れ味抜群のスライダーを武器に3安打、大会タイ記録となる20奪三振で8回2/3を無失点。最後はエース青島凌也(3年)が締めた。
打線は一回、杉崎成輝(2年)のソロ本塁打で先制し、以降も得点を重ねた。八回には杉崎がこの試合、2本目の本塁打となる2ラン。これでチームの大会通算本塁打は11本となり、1985年の日大藤沢に並んで大会タイ記録となった。
30年ぶり3度目の決勝で初優勝を目指した向上は、打線が沈黙。四回途中から登板し、29日の準決勝から連投となったエース高橋裕也(3年)も捉えられた。
全国選手権大会は8月9日から15日間、兵庫県西宮市の甲子園球場で行われる。組み合わせ抽選会は同6日に実施される。【神奈川新聞】