1. ホーム
  2. スポーツ
  3. 野球
  4. 高校野球
  5. 【社説】高校野球神奈川大会 最激戦区で完全燃焼を

【社説】高校野球神奈川大会 最激戦区で完全燃焼を

高校野球 | 神奈川新聞 | 2014年7月12日(土) 09:52

全国最多190校が出場する第96回全国高校野球選手権神奈川大会が12日、横浜スタジアムで開幕する。決勝は30日に行われる予定。

熱い夏を制し、甲子園切符を手にするのはどこか。3季連続の聖地を目指す横浜を筆頭に、春季関東大会準優勝で勢いに乗る向上、投手陣に厚みのある東海大相模など強豪私学には力がある。第2シードの南、好投手を擁する厚木北や横須賀大津など公立勢の躍進にも期待したい。

横浜商大、横浜隼人という甲子園出場校同士が1回戦からぶつかるのも、全国最激戦区ならでは。県内の各球場で、初戦から目が離せない試合が繰り広げられそうだ。

こうした神奈川の高水準な高校野球には、多くの有能な指導者によって紡がれてきた歴史がある。中でもことしは一時代を築いた2人の指導者に注目が集まっている。その1人が、5月に逝去した東海大相模の元監督、原貢氏である。「神奈川を制するものは全国を制す」という言葉は、原氏が指導していた時代に生まれたという。

福岡・三池工高を全国優勝に導き、1966年に東海大相模の監督に就任。70年夏に全国制覇し、強打を前面に出す攻撃野球で神奈川のレベルアップに貢献した。

その原野球に対抗する形で横浜・渡辺元智監督、横浜商(Y校)・古屋文雄監督、桐蔭学園・木本芳雄監督らが台頭。「打倒相模」を合言葉に切磋琢磨(せっさたくま)してきた。

もう1人は横浜の小倉清一郎コーチ。渡辺監督と二人三脚で歩み、この10年の間に夏5度、甲子園に出場してきたが、今夏限りで退任する。対戦相手を分析した緻密なデータを基にした指導法や選手の発掘、育成で卓越した手腕を発揮した。横浜の黄金時代を支え、98年に甲子園で春夏連覇を達成した際のエース松坂大輔投手(米大リーグ・メッツ)ら多くの選手を育ててきた。

その野球理論が注目され、県内外から集まる指導者に教えを請われれば、惜しみなく伝えてきた。原、小倉両氏に共通するのは、神奈川、そして全国の高校野球のレベルアップを願ってきたことである。

チームであれ、選手であれ、指導者であれ、ライバルと競い合うことで強くなる。「打倒横浜」、「打倒私学」、あるいは夏の1勝。目指すところは違えど、それぞれの目標に向かって完全燃焼してもらいたい。

【神奈川新聞】

松坂大輔(野球)に関するその他のニュース

高校野球に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

野球に関するその他のニュース

アクセスランキング