
昨秋の高校野球県大会で55年ぶりに4強入りした三浦学苑が専用練習場「佐原グラウンド」(横須賀市佐原)をリニューアルし、27日の完成式典で選手が入場行進を披露した。今夏の神奈川大会中止を受けた指導陣の粋な計らいで、部員67人が真新しい人工芝を踏みしめた。
父母や学校関係者が手拍子で迎える中、最上級生を先頭に一塁線側を歩く。「歩くペースに気をつけた。違和感があって恥ずかしかったが、いい意味でのプレッシャーにもなった」と主将の立川太一は、はにかんだ。
新グラウンドは両翼95メートル、中堅120メートル。