高校野球の秋季神奈川県大会は7日、横浜-桐蔭学園の決勝を行い、横浜が11-2で勝利して3年ぶり18度目の優勝を飾った。
横浜は2点を追う二回に、敵失を足がかりに反撃。準決勝で逆転サヨナラ2ランを放った1番小泉が今度は3ランを打ち、4点を奪って逆転した。五回には主将の4番内海のソロアーチ、六回には1年生度会の適時二塁打などで追加点を奪い、突き放した。以降も打線は止まらず、計15安打と活発だった。
投げては一回途中から救援の2番手、1年生右腕木下が直球を主体に要所を抑え、4回2/3を投げて7三振を奪い無失点とゲームを落ち着けると、残りは右横手の黒須が無失点で締めた。守備は2失策を記録したが、3併殺を奪うなど要所でもり立てた。
桐蔭は敵失を利して2点を先行したまではよかったが、自軍も守備のミスが続き、流れを失った。1994年以来となる優勝はならなかった。
両校は20日から山梨県で行われる秋季関東大会に出場。この大会で4強入りすれば、来春の選抜甲子園の出場が濃厚となる。