5日の初戦で中越(新潟)との激闘を制した慶応。横浜ナインも宿舎でその勇姿を見届けた。夕食中にメンバー全員が1台のスマートフォンに食い入るように観戦し、1番宮尾がサヨナラ打を放つと「ウオー!」と大歓声に包まれた。
エース板川は慶応の捕手善波から「負けたら丸刈りにする」と宣言されていたと言い「勝って良かったんじゃないでしょうか」と苦笑い。主将齊藤は「盛り上がった」と喜びつつ、「普段ならしないエラーもあった。甲子園でいつも通りプレーする難しさを教わった」と気を引き締めていた。
平田徹監督(35)は「慶応の素晴らしい戦いに大いに勇気づけられた。同じ神奈川の代表として、一日でも長く甲子園にいたいと改めて思いました」と健闘をたたえた。