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横浜創学館12-6藤嶺藤沢
【高校野球南神奈川】横浜創学館、延長で好投手攻略

高校野球 | 神奈川新聞 | 2018年7月24日(火) 00:40

延長10回152球を投げ抜いた横浜創学館・佐藤=サーティーフォー保土ケ谷球場
延長10回152球を投げ抜いた横浜創学館・佐藤=サーティーフォー保土ケ谷球場

 第100回全国高校野球選手権神奈川大会第12日は23日、横浜スタジアムなどで南神奈川の準々決勝4試合を行い、星槎国際湘南は初、横浜は6年連続、鎌倉学園は21年ぶり、横浜創学館は7年ぶりのベスト4進出を決めた。

 前回王者の横浜は万波中正(3年)の2ランなどで立花学園に六回コールド勝ち。第1シードの鎌倉学園は延長十二回に3番新倉将大(同)のサヨナラ打で藤沢翔陵に4-3で競り勝った。第2シードの横浜創学館は藤嶺藤沢を延長十回の末に12-6で下し、星槎国際湘南は第1シードの金沢に6-2で勝利した。

 第13日は同スタジアムとサーティーフォー保土ケ谷球場で、北神奈川の準々決勝4試合を行う。

▽準々決勝(サーティーフォー保土ケ谷球場)
横浜創学館
300 020 010 6|12
112 110 000 0|6
藤嶺藤沢

 【評】横浜創学館が、藤嶺藤沢の好左腕矢澤を攻略し延長勝利。不安定な立ち上がりを逃さず初回に打者一巡で3点を先行。以降も球数を投げさせ、疲れの見えた延長十回に好球を逃さず3安打を浴びせて勝ち越した。左腕佐藤は六回以降は2安打無失点と尻上がりに調子を上げた。藤嶺は五回までの毎回得点で主導権を握り返したが、以降は攻撃が淡泊に。守りも記録に残らないミスが失点を招いた。

【藤嶺藤沢-横浜創学館】フォトギャラリー

冬の鍛錬、粘り生む


 最後は6番斉藤がチーム17本目のヒットで左翼線を抜き、満塁の走者を一掃した。延長十回、決定的な6点のリードで試合を決めた横浜創学館。森田誠一監督(53)は「よく諦めずに粘ってくれた」と、3時間27分の激闘を振り返った。

 疲れの見えた相手エースの矢澤を攻め立て、この回打者9人の猛攻。1死一、三塁から池田の中前打で勝ち越し、四死球を挟んで2番手田代から近藤、斉藤が適時打で続いた。近藤は「矢澤はちょっとずつ球威が落ちていた。終盤が勝負になるという狙い通りだった」と喜ぶ。

 大会屈指の好左腕に投げさせた計193球が、一丸の勝利の証しだ。150キロに迫る直球と鋭いスライダーの攻略は容易でない。カウント1ボール、2ボールの場面ではベンチから「1球待て」のサイン。早打ちせずに相手を消耗させた。

 冬の厳しいトレーニングが選手の集中力を生んだ。約3カ月間、毎日ほぼ同じメニューの走り込み。主将の儀同は「心が折れそうになったけれど、目標を持って取り組んだことが粘りにつながっている」と、耐えた日々の記憶を力に変えた。

 10年前の南大会は、ともに出場校最多の68安打、19長打を放った「猛打の創学館」で準優勝。例年に比べて大物打ちはいないが「粘り強さはことしの方が上」と指揮官。創部60年の節目で狙う初の頂点へ弾みをつけた。

ピンチ抑え、流れ呼ぶ


 全4試合を1人で投げ抜いてきた横浜創学館の2年生エース佐藤は九回のピンチでも、不思議と落ち着いていたという。

 6-6の九回裏1死一塁。長打を許せばサヨナラ負けの場面。打者は三回に2点本塁打を浴びている藤嶺藤沢の4番宮原だった。

 3球目のファウルゾーンへの飛球を落とし、マウンドに駆け寄る捕手の主将・儀同に「大丈夫ですか?」と笑顔で声を掛けた。「緊張しがちな先輩なんで、話し掛けて落ち着いてほしかった」

 自らも左拳で胸を2回たたいて気合を入れ直すと、得意のスクリューボールを沈めて空振り三振に仕留めた。

 打席の宮原とは中学時代、都筑中央ボーイズで一緒にプレー。「本塁打を打たれたパワーはさすが。でも変化球を投げれば長打はないと思った」。次打者も左飛に打ち取り、延長十回の大量得点への流れを呼び込んだ。

 冬場にはチームで近年ないというほどの練習量で磨き上げたスタミナを武器に、プロ注目の好左腕・矢澤との投げ合いを制した。

 「途中から楽しかった」と言ってのけたサウスポーは「ここまで来たら次も気持ちで投げてゼロに抑えたい」と自信を見せた。 

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