

100回目の記念大会となる全国高校野球選手権南神奈川大会は23日、第1シードの鎌倉学園が藤沢翔陵と準々決勝を戦い、延長十二回の激闘の末に4-3でサヨナラ勝ちし、21年ぶりのベスト4進出を決めた。
鎌倉学園は初回に新倉将大の右中間三塁打などで3点を挙げて逆転。その後は攻めあぐねたが、2番手右腕の大浦駿人が五回途中から無失点の好救援。迎えた延長十二回は1死満塁から新倉の左前適時打で試合を決めた。
藤沢翔陵は初回に中島彰吾のソロ本塁打で先制。五回には中島の右中間三塁打と里倉純の中犠飛で同点に追い付いた。守っても小笠原智一、石井京汰、白坂大樹の救援陣が10イニング連続でスコアボードにゼロを並べたが、14安打の打線は勝ち越しの一本が出なかった。
鎌倉学園の竹内智一監督は「まずは選手を褒めてやりたい。背伸び、やせ我慢と言われようと、うちは甲子園に絶対行くんだという思いで次も戦いたい」と話した。