やはりハマスタのバックスクリーンには縁がある。
横浜スタジアムで行われた南神奈川大会準々決勝の横浜―立花学園で横浜の3年生、4番万波が 電光掲示板を直撃する特大弾2ランを放つなど3安打5打点。
主砲の活躍で横浜は12―0の6回コールド勝ちを果たし、6年連続の準決勝に進出した。
横浜スタジアムで1年夏にその名をとどろかせたアーチの再現に、スタンドの観客はどよめいた。
3―0の三回1死二塁、立花学園の右腕庵野が投じた低めのストレートに対応。
「うまく体が反応できた」と自賛する弾丸ライナーをバックスクリーン左下に突き刺し、誇らしげにダイヤモンドを一周した。
2年前の夏、同スタジアムで行われた松陽との3回戦でも電光掲示板を直撃する推定飛距離135㍍の一発を放って一躍脚光を浴びた。
今大会は開幕直前に一次登録メンバーから外れ「自分がやるべきことは変わらない。
結果を残したい」と意気込んで迎えた最後の夏。
超高校級のパワーを見せつけ、南神奈川大会第30号の節目を飾った。
投げては1年生左腕の及川が5回1安打無失点。
六回はエース板川が三者凡退で締めくくった。
横浜は準決勝で星槎国際湘南と対戦する。