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藤沢清流9-8氷取沢
藤沢清流14回にサヨナラ、ミス取り返す1打 高校野球南神奈川大会第8日

高校野球 | 神奈川新聞 | 2018年7月19日(木) 00:56

【藤沢清流-氷取沢】タイブレーク延長14回裏藤沢清流1死一、三塁。サヨナラとなる左前適時打を放ち、チームメートと抱き合う江川(右) =サーティーフォー相模原球場
【藤沢清流-氷取沢】タイブレーク延長14回裏藤沢清流1死一、三塁。サヨナラとなる左前適時打を放ち、チームメートと抱き合う江川(右) =サーティーフォー相模原球場

▽3回戦(サーティーフォー相模原)
氷取沢
010 001 030 010 20|8
004 000 100 010 21x|9
藤沢清流
(延長14回、13回からタイブレーク)

【評】点の取り合いを藤沢清流が制した。打線がよく振れて先発全員の計18安打を放ち、タイブレークの延長14回に江川がサヨナラの勝ち越し打。右腕内山は17三振を奪い自責点1で完投した。氷取沢は八回に3点差を追い付き延長も2度リードしたが、最後に競り負けた。

【氷取沢-藤沢清流】フォトギャラリー

 ヒーローは涙が止まらない。同点のタイブレーク延長十四回1死一、三塁。藤沢清流の江川の打球が、左翼に落ちた。

 苦しい試合だった。八回に自らの失策を機に3点差を追い付かれた。最終打席までスタメン唯一の無安打。負けたら自分のせいだと思っていた。

 失敗は前に出て取り返した。1点を奪われた延長十一回も、その裏に無死一塁から送らずに3、4番の連打で同点に追い付いた。186球を投げ17奪三振で完投のエース内山の心を支えたのも、計18安打と攻め続けていた打線だった。次は優勝候補に挑む。榎本正樹監督(30)は「横浜相手にロースコアは難しい。ガンガン攻めていく」。恐れず振る。江川の「この勢いを大事に」という言葉に、そんな誓いが込められている。

 
 

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