▽3回戦(バッティングパレス相石ひらつか)
横須賀学院
010 000| 1
450 011x|11
金沢
(6回コールド)
【評】金沢が12安打11得点でコールド勝ち。一、二回に二塁打計5本の長打攻勢で9点を奪い勝負を決めた。5打点の嶋田は投げては8安打を浴びながら1失点で粘投。横須賀学院は先発吉岡が制球を乱し、二回途中で降板。打線は再三の好機であと一本が出なかった。
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第1シードの金沢が前評判にたがわぬ力を見せ、2戦連続のコールド勝ち。投打でけん引したのは3年嶋田だ。
初回に先制の2点適時打を放つと、二回1死満塁では「4番の仕事をしっかりしようと強い気持ちだった」と走者一掃の二塁打を放ち、相手先発をKO。投げては8安打を浴びながらも1失点だった。
県ベスト8へ躍進した春は地区予選後に右肩を痛めて県大会で登板できず、「心残りがあったので払拭(ふっしょく)したかった」と雪辱の思いで夏に挑んでいる。
他校の挑戦を受ける立場だが、挑戦者の気持ちは忘れていない。「第1シードだからって自分たちにすごい力があるわけじゃない。どんな相手でも春以上の戦いをして甲子園を目指したい」とヒーローは迷いなく言った。