
高校軟式野球の第63回全国選手権神奈川大会(県高野連主催、神奈川新聞社など後援)の組み合わせ抽選会が20日、栄光学園高で行われ、参加24チーム(25校)の対戦カードが決まった。
今年は南関東大会が県内開催のため出場枠は2校となり、神奈川大会はA、Bブロックに分かれて実施。7月15日にいせはらサンシャイン・スタジアムで開会式を行い、24日に大和スタジアムで行われる両ブロックの決勝(試合開始午前10時、午後0時半)まで熱戦を繰り広げる。
5月の春季関東大会を13年ぶりに制した栄光学園は、初戦の2回戦で横浜修悠館-藤嶺藤沢の勝者と対戦する。選手宣誓は桐蔭中等の主将野村敬介(3年)が務める。
ブロック優勝の2校は8月4、5日の両日、茅ケ崎球場で行われる南関東大会に出場。同大会の優勝校が同24日から6日間、兵庫県明石市などで行われる全国大会の出場権を得る。
15年ぶり栄冠へ意欲
今春の関東大会を制した栄光学園は、Bブロックの第1シードとして15年ぶりの優勝を目指す。「追われる立場を体験するのは初めて。怖さはあるけれど、自分たちの野球をしたい」と主将福井は力強い。
バントなどの小技を駆使した伝統のスタイルに加え、冬以降は全員が週1500本の素振りを行うなど打撃強化も図った。前回優勝の2003年は全国選手権にも初出場したが、初戦敗退に終わった。福井は「初の全国1勝につなげるため神奈川制覇へまずは準備したい」と意気込んだ。
選手宣誓で決意新た
21チームの主将が立候補した選手宣誓の大役。当たりくじを引いた桐蔭中等の主将野村は「人前に立つのが苦手だけれど、これを機にもっとチームを引っ張りたい」と語った。
昨年は夏、秋と県大会準々決勝で系列校の桐蔭学園に敗退。今大会は同じBブロックに入り、決勝まで進めば再戦の可能性がある。「強いのは桐蔭学園だけじゃないということを示したい。1番打者としてリズムをつくって、リベンジしたい」と闘志を燃やしていた。
