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準決勝 東海大相模2-5桐光学園
粘投で1勝つかむ 高校野球県春季大会

高校野球 | 神奈川新聞 | 2018年4月29日(日) 02:00

【桐光学園-東海大相模】7回途中から登板した桐光学園・谷村=横浜スタジアム
【桐光学園-東海大相模】7回途中から登板した桐光学園・谷村=横浜スタジアム

2年生両腕雪辱


【桐光学園-東海大相模】7回途中から登板した桐光学園・谷村=横浜スタジアム
【桐光学園-東海大相模】7回途中から登板した桐光学園・谷村=横浜スタジアム

 5-2とリードする七回。桐光学園はセンバツ4強の東海大相模打線を前に、1死満塁のピンチを迎えていた。

 「1点が流れを変える。絶対に点を取られてはいけない」。この回の途中から救援した桐光学園のエース谷村は、勝負どころを分かっていた。甲子園で2アーチの強打者・渡辺に外いっぱいの直球を投じ、遊ゴロに仕留めてダブルプレー。流れを渡さなかった。


【桐光学園-東海大相模】桐光学園先発・冨田=横浜スタジアム
【桐光学園-東海大相模】桐光学園先発・冨田=横浜スタジアム

 左右の2年生が耐えてつかんだ1勝だ。先発の左腕冨田は毎回走者を背負ったが、OBの松井裕樹(楽天)を想起させる鋭いスライダーで要所を締め、七回途中まで2失点。「選抜行きを逃し、悔しくてたまらなかった。だから慶応と相模には特別な思いがあった」と冨田が言うように、2人は秋の準決勝でタテジマにコールド負けして道を断たれた悔しさを、この春に爆発させている。

 準々決勝、準決勝で選抜大会に出た慶応、東海大相模を続けて破り、野呂雅之監督(56)は「投手がよく粘った。センバツを戦ったチームに、少しでも近づけたのは大きい」とたたえた。

 それでも、最後の打者を空振り三振に切ってなお小さくガッツポーズするだけだった谷村をはじめ、ナインは喜びに浸らない。主将山田は「この夏、サガミはもっと強くなって帰ってくる。そこが本当の勝負だ」。夏の北神奈川大会でライバルを再び超えなければならないという、実感と決意に満ちていた。

主将の先制打で勢い
 桐光学園の主将山田が先制打で打線を勢いづけた。初回1死二塁、2ボールからのスライダーを左中間へ運び、「若いチームなので、下級生がやりやすくなる状況をつくってあげたかった」と勝負強い一撃だった。

 チームとして相手より少ない9安打には納得していないといい、「冨田と谷村は守り切ってくれたが、攻撃面は課題が多い。まだまだレベルアップしていかないと」と気を引き締めた。

敗戦でも強く前へ 東海大相模


【桐光学園-東海大相模】8回裏桐光学園2死。マウンドに集まる東海大相模の選手ら
【桐光学園-東海大相模】8回裏桐光学園2死。マウンドに集まる東海大相模の選手ら

 秋の王者にして春の甲子園4強の東海大相模が、鳴りを潜めたままに終わった。「相手が、と言うよりも自分たちですね」と門馬敬治監督(47)。この世代のチームとして県内では初の敗戦だ。

 1点を追う二回には無死一塁から、三回には無死二塁から、犠打のサインがともに三振に。「この1点」を確実に取りにいってのミスに、指揮官は「自分たちの野球が前に進まず、相手を乗せてしまった」と振り返る。

 旗印である攻撃的野球は先の塁を着々と陥れ、波状攻撃の重圧で相手をのみ込むものだ。しかし、この日は桐光を上回る10安打を放ち、毎回走者を出しながら12残塁。森下の2点打という波を、一つ起こすだけにとどまった。

 エース斎藤を使わず準々決勝、準決勝の先発を背番号10の遠藤に任せた。「夏は投手が複数要るが、(大事なのは)数ではない。野手と一緒に戦える投手が必要」と門馬監督。四回2死から連打と3連続四球で重い3点を失った右腕は「緊迫した場面で投げきるには技術で強くなるしかない」。2年生に課された宿題だ。

 あとは推薦出場での関東大会という貴重な機会をどう生かすか。

 主将小松は「勝負どころでの気持ちの強さをどうすれば持てるか。夏までにそれを見つけていきたい」。負けたからこそ、強く前へ出る。それができてこそ、「タテジマのプライド」だ。

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