甲子園では高校球児たちが熱戦を繰り広げる中、プロ野球が開幕。東海大相模OBで2015年夏に全国制覇を成し遂げた中日・小笠原慎之介が、プロ3年目の20歳5カ月で球団史上最年少の開幕投手を務めた。
門馬敬治監督も教え子の晴れ舞台に、気が気ではない様子。練習後のバスの中では、スタッフのスマートフォンで野球中継を食い入るように見ていた。
くしくも同じタテジマOBの広島・田中広輔にタイムリーを放たれ、小笠原は5失点して負け投手となってしまった。
開幕直前にはOBたちに必ず激励のメールを送るという闘将。「みんながそれぞれの舞台で結果を残してくれればいいですよね」。教え子全員から、甲子園での優勝を願う返信が、すぐに来たという。