25日の練習を午前中で切り上げた東海大相模、慶応の両校ナイン。午後は選手に大阪入りしてから初の自由時間が与えられたが、その過ごし方は対照的だった。
自主性を重んじる慶応は、森林貴彦監督が宿舎のロビーで「夕飯までに戻るように。あとは各自に任せる」とだけ指示。主将下山は「みんなで道頓堀に行きます。たこ焼き食べたいな」と一目散に飛び出した。
一方、東海ナインは福島・聖光学院との初戦を27日に控えており、練習はせずとも戦闘モードのままだ。
相手投手の配球の記録が全選手に配られ、データを基に試合のビデオを食い入るようにチェック。下級生の右腕遠藤は「さすがに、遊びには行けないですよ」。みんなで歓喜の瞬間を迎えるために、今は我慢だ。