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現役ヒーロー編 46/100
すべて手中の3年間 東海大相模 小笠原慎之介(上)

高校野球 | 神奈川新聞 | 2018年2月26日(月) 02:00

2015年夏の甲子園決勝。頂点をつかんで抱き合う小笠原(右)と長倉の東海大相模バッテリー
2015年夏の甲子園決勝。頂点をつかんで抱き合う小笠原(右)と長倉の東海大相模バッテリー

2015年夏の甲子園決勝。頂点をつかんで抱き合う小笠原(右)と長倉の東海大相模バッテリー
2015年夏の甲子園決勝。頂点をつかんで抱き合う小笠原(右)と長倉の東海大相模バッテリー

 横浜を5度全国制覇に導いた名将、渡辺元智が挑んだ最後の夏。横浜スタジアムは横浜の応援ムードに染まっていた。

 2015年の神奈川大会決勝。そんな追い風を味方に付けても「勝てる気がしなかった」と横浜の2年生エース藤平尚真が感じていたのは、東海大相模に左の剛腕がいたからだった。

 タテジマのエース小笠原慎之介(20)は、相手をのみ込んでいた。「負ける気はしなかった。立ち上がりにちょっと力を入れて威圧すれば勝てるだろう」

 その言葉通り、全国の頂点まで駆け抜けたあの夏。やりきったはずの優勝投手には、悔いの残る一球があったという。

 勇退する渡辺を圧倒した横浜との決勝。九回2死、9-0で完封まであとアウト一つ。打席に藤平を迎えた場面だ。「これも何かの運命なのかな」。一瞬そうは思ったが、最後まで勝負にこだわった。チェンジアップで打ち気をそらす。力ない二飛に打ち取って、歓喜の瞬間を迎えた。

 ただ、今、こう思うのだ。神奈川の両雄をけん引する剛腕2人がマウンドと打席で、ボールを通じてもっとメッセージを送り合えたんじゃないか-と。

 「ストレートで内角を攻めていれば、藤平も何か受け取ってくれたかもしれない。チェンジアップで終わってもただ悔しいだけ。僕らの次の年に(甲子園に)出るのはあいつらだって、分かっていたから」。ライバルとして、認めていたからこその思いだ。

ヒール役を好んでいた



 「横浜はヒーロー。相模はヒール」。小笠原はタテジマのユニホームに袖を通した入学直後から、そんなイメージを抱いたという。


1年夏の神奈川大会5回戦で初登板
1年夏の神奈川大会5回戦で初登板

 1年夏の神奈川大会5回戦。藤沢翔陵戦で夏の大会初登板を果たしたが、6点リードの七回からリリーフしながら初失点を喫した。「この大会で投げるチャンスはきっとない。のんびり試合を見よう」。打たれた1年生は、夏のテーマをそんなふうに設定した。


2年夏、盛岡大付(岩手)との2回戦で甲子園デビュー
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