甲子園に出場経験がある横浜隼人高校(横浜市瀬谷区)の硬式野球部で11月、打撃練習中に1年生の男子部員の頭に打球が直撃し、意識不明の重体になっていることが8日、高校への取材で分かった。
高校によると、校内のグラウンドで11月25日午前、打撃投手を務めていた部員の右後頭部に、打者が打ち返したボールが当たった。救急搬送され、現在も集中治療室(ICU)で入院中だが、容体は安定している。
部員は頭を守るヘッドギアを着用し、前方には防護用ネットも設置していた。練習には部員約30人が参加し、コーチ1人が指導していたという。県高校野球連盟には事故の概要を報告。他の野球部員にも事情を説明したという。