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高校野球神奈川大会
相洋・本田、熱戦制す一打 粘投に女房役も応える

高校野球 | 神奈川新聞 | 2019年7月22日(月) 23:42

相洋5-4戸塚


延長11回、相洋・本田がサヨナラ打を放つ。ベースカバーに走る戸塚の投手神保=横浜
延長11回、相洋・本田がサヨナラ打を放つ。ベースカバーに走る戸塚の投手神保=横浜

 高々と打ち上がった浅いフライが、右翼手の手前でぽとりと落ちた。

 4-4の延長十一回無死一、三塁。11回、145球を投げ抜いた相洋・本田のサヨナラ打が熱戦に終止符を打った。

 本田が「チームの良さである粘り強さが出た。やったぁ」と安堵(あんど)の笑みを浮かべると、敗北の責任を背負った戸塚のエース右腕神保は沈んだ空を見上げた。「これで自分の野球は終わりなんだな」

 戸塚のプラン通りに試合は進んでいた。相手のミスなどに乗じて得点を重ね、六回途中に「後ろに信頼できるエースが控えている。全力で全てのイニングで腕を振れた」という変則左腕の加藤から、右腕神保にスイッチ。リリーフした神保も九回2死二、三塁までリードを守ったが、相洋の先頭加藤に手痛い同点打を許す。1954年創部の戸塚にとって、初の8強入りまでアウト一つのところで振り出しに戻される悪い流れとなってしまった。

 「本田が粘り強く投げてくれていた。自分がやるしかなかった」。貴重な同点打を放った女房役の加藤は胸を張る。文命中時代に本田とともに全国大会を経験するなど、2年生ながらチームの中核を担い、この日は3安打2打点の活躍だ。

 「先輩たちをベスト8まで持っていってやろうと思っていた。まだまだこれから」と加藤。本田も「きょうの試合を通じてフルで投げ切れる自信が持てた」と頼もしい。激闘を制した勢いで次戦は神奈川4強の一角、東海大相模に挑む。

 
 

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