光明相模原7-0市ケ尾
「今日は真っすぐが走っている」。市ケ尾のエース大脇はカーブを織り交ぜながら飛ばした。
初回、三回に失策絡みで計4失点。それでも「エラーはしょうがない。自分が踏ん張れなかった」と仲間をかばった。
5回80球を投げた1回戦から中4日。独自の投球数ルール「市ケ尾ピッチスマート」に沿って休養は万全だった。コールドで敗れたとはいえ、シード校相手に七回途中で自責点2は立派だ。
中学時代は外野手。高校から投手に転向し「最初は投げる怖さがあった」という。それでも菅沢悠監督(32)の方針で球数制限の環境下にあったことで「投げられるレベルじゃなくても1年から試合に出られた。でも打たれたら悔しい。それが成長につながった」ときっぱり言う。
抽選会の日から思い描いていた横浜戦での登板は実現しなかった。「大学でも野球をやりたい思いがちょっとある」。成長曲線が途切れることはない。