夏の高校野球の神奈川大会3回戦で17日、第2シードの日大藤沢は延長十回の末、横浜隼人を4―3のサヨナラ勝ちで下し、4回戦に駒を進めた。
日大藤沢は1点を追う八回に石川のソロ本塁打で同点に追いつくと、延長十回1死一、二塁から菊地が左中間へサヨナラ適時打を放った。先発のエース武冨は伸びのある直球と多彩な変化球で5安打に封じて完投した。
横浜隼人はプロ注目の主戦佐藤が今大会初登板し、最速145キロのストレートで押し五回まで1失点。延長十回に再びマウンドに上がったが、最後は自慢の球をはじき返された。
日大藤沢の山本秀明監督は「佐藤君から点を取れるイメージがなかった。いい投手だった」とたたえた。
優勝経験のある強豪校対決とあって、俣野公園・横浜薬大スタジアムには大勢の高校野球ファンが詰めかけ、試合開始とともに外野席が解放された。