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新時代 親父の背中(下)
名将の夢かなえる 野村忠克(星槎国際湘南)-祖父 克也

高校野球 | 神奈川新聞 | 2019年7月11日(木) 05:00

 幼い頃からバットとボールが手の届くところにあった。プロ選手として活躍する父親の姿が、野球を始めたきっかけだった。周囲の大きな期待や懐疑的な視線に苦しんだ時期だって過ごした。でも、今なら胸を張れる。「こんなに面白い野球を教えてくれて、ありがとう」。夏の聖地を目指す球児たちのアナザーストーリー。


最後の夏に向けて素振りに励む星槎国際湘南の野村=星槎国際高湘南
最後の夏に向けて素振りに励む星槎国際湘南の野村=星槎国際高湘南

野球一家で育つ

 たとえ試合に出られなくても、チームのためにできることがたくさんある-。星槎国際湘南の野村忠克は、日本中の誰もが知る野球一家に生まれた重圧と闘いながらも、大切なことに気付くことができたという。

 プロ野球の南海、ヤクルト、阪神、楽天を指揮した名将克也を祖父に、楽天の2軍バッテリー兼守備作戦コーチの克則を父に持つ。幼い頃は宮城で過ごし、「物心ついた時には球場にいた」と間近で応援してきた。

 祖父が楽天監督を退任し、東京に移り住んだ小学校3年生から野球を始めた。憧れていた土屋恵三郎監督(65)を追って入学した高校では、昨秋の新チームからメンバー入り。「元気だけは自分の取りえ」と、三塁コーチを任されている。

祖父からの言葉

 忘れられない祖父の言葉がある。中学硬式の横浜緑ボーイズ時代。金城飛龍(東海大相模)や冨田冬馬(桐光学園)ら実力のある同期に隠れ、野村は試合に出場できずにいた。「野球がうまくならない」。そんな自分に嫌気がさしていた。

 「もう野球をやめてしまいたい」。何げなく愚痴をこぼすと、普段は野球の話などほとんどしない祖父に「やめたいならやめろ」と突き放されたという。引き留められると思っていただけに、意外なひと言だった。

 「中途半端にやるくらいならやめてしまえという意味だと受け止めた。試合に出られなくても、真剣に取り組もうと思えた」。以来、キャッチボールの一球や打撃練習の一打にこだわるようになった。最後までレギュラーにはなれなかったが、中学3年夏の全国大会出場を「心から喜べた」と振り返る。

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