1. ホーム
  2. スポーツ
  3. 野球
  4. 高校野球
  5. 「強みを数字で証明」最新鋭機器

新時代 令和の潮流(下)
「強みを数字で証明」最新鋭機器

高校野球 | 神奈川新聞 | 2019年6月30日(日) 10:59

データから解剖


投球練習にラプソードを導入している立花学園。投手は1球ごとにタブレット端末で投球データを確認する=立花学園高大井総合グラウンド
投球練習にラプソードを導入している立花学園。投手は1球ごとにタブレット端末で投球データを確認する=立花学園高大井総合グラウンド

 最寄り駅から山道を歩いて1時間を要する深緑に囲まれた大井町のグラウンド。ナインや指導者が「誰も訪れない」と自認する山奥の練習場から、立花学園は新風を巻き起こそうとしている。

 “秘密兵器”はブルペンに設置されていた。2年生サウスポーの武井朋之が腕を振る先には高さ約2メートルの計測器。投球後、マウンド脇のタブレット端末をのぞき込み、投球の毎分回転数、回転軸の傾きなど事細かなデータから「1球」を“解剖”する。

 この最新鋭の投球測定器「ラプソード」は、就任3年目の志賀正啓監督(32)がことし2月に導入した。プロ球団では浸透しつつあるが、高校野球界ではまだ珍しい。

(上)合同チーム「今ならここが良い」
(中)「体守りうまくなる」球数ルール

 設置から5カ月。武井はさまざまな投球フォームを試して、投球の回転数を向上させた。直球は2月の毎分1600回転から、プロと遜色ないという2100回転までアップ。「ヒットにされていた球がファウル、空振りを取れるようになった」。フォームを試行錯誤するうちに、変化球のこつをつかみ、球種は七つに増えた。「強みを数字で証明してくれる。今までより自信を持って投げられる」と胸を張る。

時代のスタイル

 志賀監督が、横浜商時代に選抜大会に導いた前任の菅野敦史監督から立花学園監督を引き継いだのは一昨年の春。持ち前の打力で夏は2年連続で過去最高のベスト8入りしているが、「8強の壁を超えるため」新しいスタイルを取り入れた。

 「選手は皆、うまくなりたいという欲求に飢えている。今の時代に合ったアプローチの仕方があるはず」。


ラプソードで計測された投球データ。投球からわずか数秒で球速から毎分の回転数、回転軸の傾きや球の軌道などが表示される
ラプソードで計測された投球データ。投球からわずか数秒で球速から毎分の回転数、回転軸の傾きや球の軌道などが表示される

この記事は有料会員限定です。

月額980円で有料記事読み放題/100円で24時間読み放題のコースも。詳しくはこちら

高校野球2019に関するその他のニュース

高校野球に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

野球に関するその他のニュース

アクセスランキング