台風5号の影響で開会式は8日に順延。試合日程も1日ずつスライドし、秀岳館(熊本)との初戦は11日にずれ込むことになった。横浜ナインも動揺しているのではと思ったが、心配は無用だった。
「いやあ、実は期待してました。疲労回復できるんで」と主将福永。4番増田も「秀岳館の研究がもっとできる。プラスに捉えてます」。最激戦区を勝ち抜いた選手たちは、本当に頼もしい。
極め付きは2年生エースの板川だ。「何の感情もないですよ。試合はいつやろうが、当日にならないとモチベーションが上がらないんですよね」。どんな大舞台でも、前日に緊張で眠れなくなったことは一度もないという。東海大相模との決勝で3失点完投した強心臓ぶりは、甲子園入りしても健在だった。