高校野球の第71回春季関東大会第4日は22日、埼玉県営大宮公園野球場で準決勝2試合を行い、神奈川1位の東海大相模は山村学園(埼玉3位)を延長の末、4-1で下し、2年ぶりの決勝進出を決めた。
東海大相模は1-1の延長十回1死二、三塁から金城飛龍(3年)が2点適時三塁打を放つと、続く遠藤成(3年)にも中犠飛が飛び出し、3点を勝ち越した。投げては冨重英二郎(3年)-野口裕斗(3年)の継投で強打の山村学園打線を4安打1失点に封じた。
最終日は23日、同球場で午前10時から決勝を行い、東海大相模と東海大菅生(東京1位)が対戦する。
【評】冨重-野口の継投で粘った東海大相模が逆転勝ちした。七回に併殺崩れの間に同点に追い付くと、十回1死二、三塁から金城の三塁打で2点を勝ち越し、遠藤の中犠飛で突き放した。
冨重は初回に1点を失ったが、二回以降は低めに制球し、六回まで無失点に封じた。野口は130キロ超の直球を軸に4回を無安打に抑えた。
両左腕 起用に応え自信
先発・冨重 救援・野口
イレギュラーな投手起用にも、2人の3年生サウスポーは冷静だった。