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日大9-4星槎国際湘南
つないで豪腕攻略・日大 高校野球神奈川大会第12日

高校野球 | 神奈川新聞 | 2017年7月24日(月) 11:55

 注目の豪腕本田を打ち崩したのは、「普通に振っているだけでは勝てない。見極めて甘く入った球を狙って打つ」(主将渥美)というノーシードの日大打線だった。

 虎視眈々(たんたん)と狙っていた数少ないであろうチャンスは1点を追う六回に訪れた。2死一塁。打席には7番小林だ。「コンパクトな打撃をしよう」。バットを指2本分短く持って速球を捉えた。左越えの同点適時二塁打。続く中島が勝ち越し打だ。

 「気持ちをニュートラルにしろ」。伊藤謙吾監督(44)が折に触れて口にしてきた言葉が、ナインを一喜一憂させなかった。六回に3失点しても動じない。

 七回。先頭池谷の二塁打、渥美の三塁打などで再逆転。本田をこの回で降板させてシーソーゲームをものにした。

 本田からの3安打を含む4安打で勝利に貢献した小林は「ことしはスーパースターがいない中で、つなぐ打撃を徹底したことが実った。次は星槎の分も頑張りたい」。2年連続の準々決勝も同じ気持ちで戦う。

 
 

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