高校野球の第99回全国選手権神奈川大会第12日は23日、サーティーフォー保土ケ谷球場など4会場で5回戦8試合を行い、第1シードは東海大相模、横浜、桐光学園が8強入りを決めたが、星槎国際湘南が敗れた。
東海は延長十一回に4番森下翔太(2年)がサヨナラ打を放ち2-1で向上に競り勝った。横浜は増田珠(3年)、万波中正(2年)の本塁打で藤沢翔陵に6-2で逆転勝ち。星槎は中盤以降に打ち込まれ日大に4-9で屈した。大師は2-4で桐光に、氷取沢は5-16で立花学園に敗れ、公立はすべて姿を消した。
準々決勝は横浜スタジアムで、25日に横浜-相洋、桐光-慶応、26日に日大-立花、東海-日大藤沢が行われる。
【高校野球フォトギャラリー(7月23日)】
■【開会式】全189校入場行進
サーティーフォー保土ケ谷球場
(1)星槎国際湘南-日大(試合終了)
日大
000 002 322|9
000 013 000|4
星槎国際湘南
日大が終盤畳み掛け
【評】日大が終盤に畳み掛けた。14安打の打線は2-4の七回に池谷、渥美の連続長打などで3得点して逆転。八、九回にも加点した。左腕中島は球威ある直球で4失点完投。星槎国際湘南はエース本田が直球を狙われ7回5失点。4失策と守りの乱れも痛かった。
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(2)立花学園-氷取沢(試合終了)
立花学園
153 000 007|16
000 001 400|5
氷取沢
立花学園18安打16得点
【評】立花学園が先発全員の18安打16得点と攻め立てて大勝。二回に2本塁打を含む打者10人の猛攻で5得点。九回には敵失と犠打を挟んで7長短打を浴びせて7点を奪い、突き放した。氷取沢は1-9の七回に4短長打で4点差まで迫る返す粘りは見事だった。
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バッティングパレス相石スタジアムひらつか
(1)東海大相模-向上(延長11回)
向上
000 010 000 00|1
001 000 000 01x|2
東海大相模
東海大相模 投手戦制す
【評】息詰まる投手戦を東海大相模が制した。3投手の継投が決まり、延長十一回無死一、三塁から森下の中前打でサヨナラ勝ち。向上は飯田が5安打2失点(自責1)と力投。直球、変化球の精度がともに高く、終盤に3度の併殺打の打線が援護したかった。
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(2)横浜隼人-日大藤沢(試合終了)
日大藤沢
000 001 000|1
000 000 000|0
横浜隼人
日藤エース新村が完封
【評】日大藤沢の左腕新村が強打の横浜隼人打線を5安打完封。伸びのある直球で打者の内側を攻め、多彩な変化球を巧みに散らした。二塁重村の美技を含め無失策のバックも援護。隼人も3投手の継投、3併殺で無失策の守備と劣らなかったが、打線が沈黙した。
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大和スタジアム
(1)桐光学園-大師(試合終了)
大師
002 000 000|2
200 020 00X|4
桐光学園
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桐光・富田が好救援
【評】桐光学園の山田が一回の先制2点二塁打、五回の勝ち越し2ランと4打点の活躍。四回途中から継いだ冨田は1安打無失点で反撃を断った。大師は堅守に加え三回2死満塁から同点となる中島一の2点適時打が見事だったが、中盤以降糸口をつかめなかった。

(2)慶応-三浦学苑(試合終了)
慶応
320 000 000|5
000 000 200|2
三浦学苑
慶応 長打攻勢で主導権
【評】慶応が長打攻勢で主導権を握った。一回に宮尾、矢澤の連続アーチなどで3点を先取すると、二回には主砲正木が適時二塁打。エース森田は変化球主体に5回4安打無失点と試合をつくった。三浦学苑は七回に4安打で2点を返すも序盤の失点が重かった。
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サーティーフォー相模原球場
(1)横浜-藤沢翔陵(試合終了)
横浜
000 002 400|6
100 010 000|2
藤沢翔陵
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横浜 一発攻勢で逆転
【評】横浜が一発攻勢で逆転。六回に増田の2ランで同点。七回には万波の3ランなどで突き放した。板川は要所で低めに集めて6安打2失点完投。藤沢翔陵は先発の西澤が七回途中まで3失点と粘投したが報われず。早打ちの打線に淡泊さがみられた。

(2)平塚学園-相洋(試合終了)
相洋
210 000 141|9
000 001 100|2
平塚学園
相洋 13安打で快勝
【評】13安打快勝の相洋は初回に新木、穂坂の適時打で2点を挙げて主導権を握った。小栗は4安打、新木は2長打の活躍。伊藤寛ら3投手も粘り強い投球で終盤の追加点につなげた。平塚学園は先発の中島航が二回途中で降板したのが誤算だった。
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■【開会式】全189校入場行進
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