高校野球の第99回全国選手権神奈川大会第11日は22日、大和スタジアムなどで4回戦残り8試合を行い、第1シードの東海大相模、第2シードの横浜隼人などが勝ち進み、16強が出そろった。
氷取沢は第3シードの横浜創学館を5-4で下し、創部35年目で初の16強入りを決めた。第1シードの星槎国際湘南も綾瀬を5-1で退け、夏は初のベスト16となった。
東海大相模は橘に11-1で圧勝。向上も多摩に9-2で勝った。私学同士の対決となった横浜隼人-横浜商大は、3-2で隼人に軍配が上がった。日大藤沢は4-3のサヨナラで辛くも横須賀総合を振り切った。
第12日は23日、サーティーフォー保土ケ谷球場など4会場で5回戦8試合を行う。
【高校野球フォトギャラリー(7月22日)】
■【開会式】全189校入場行進
サーティーフォー保土ケ谷球場
(1)東海大相模-橘(6回コールド)
橘
000 100 |1
013 061x |11
東海大相模
東海大相模 隙なく大勝
【評】東海大相模が相手の隙を見逃さず大勝した。五回は2失策と崩れる相手に積極走塁を仕掛けて次々と次塁を陥れ、4短長打で大量6点。齋藤、大和田のリレーも盤石だった。橘は好守もあったが、要所で守り切れず。序盤の2併殺も痛かった。
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(2)向上-多摩(8回コールド)
向上
000 242 01 |9
000 200 00 |2
多摩
向上 中盤の強攻実る
【評】向上が中盤に強攻を実らせた。四、五、六回と無死の走者を一度も送らずに打って出て9安打で8得点。気がはやり打ちあぐねていた打撃を修正した。多摩は積極的な攻守で序盤は互角の戦い。四回には工藤舜の2点三塁打で一時同点とする粘りを見せた。
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バッティングパレス相石スタジアムひらつか
(1)松陽-立花学園(試合終了)
立花学園
000 000 013|4
000 000 000|0
松陽
立花学園 近松が完封
【評】立花学園の近松が直球とスライダーを軸に散発2安打に封じた。打線は12残塁を数えながらも八回に瀬長の適時二塁打で均衡を破り、九回は日暮の三塁打などで3得点。松陽はホームが遠かったが、小野が七回まで無失点と好投。バックも好捕でもり立てた。
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(2)横浜創学館-氷取沢(試合終了)
横浜創学館
200 100 010|4
001 301 00X|5
氷取沢
氷取沢の勝負強さ光る
【評】氷取沢の勝負強さが光った。1-3の四回2死満塁から杉村、村上の連続適時打で逆転に成功。先発三羽は11安打を浴びながらも無失策のバックに支えられて崩れなかった。横浜創学館は初回に5連打で2点を先行も中盤以降傾いた流れを立て直せなかった。
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大和スタジアム
(1)横浜隼人-横浜商大(試合終了)
横浜商大
000 110 000|2
100 000 20X|3
横浜隼人
横浜隼人 七回に逆転劇
【評】横浜隼人が逆転勝ち。1-2の七回、3短長打に2四球を絡めて2点を奪った。守っては五回2死一、二塁で登板の辻永が無失点で切り抜け、続く青山は4回を無失点。3投手で流れを呼んだ。横浜商大は相手を上回る11安打も10残塁と一押し足りなかった。
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(2)日大藤沢-横須賀総合(試合終了)
横須賀総合
000 000 102|3
100 001 101x|4
日大藤沢
日藤 辛くも競り勝つ
【評】日大藤沢が辛くも押し出しでサヨナラ勝ち。先発左腕の武冨は6回無失点と好投したが、11安打の打線はひと工夫がほしかった。横須賀総合は3投手が大量失点を許さず、終盤の反撃を演出。九回に2点差を追い付く粘りは見事だった。
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サーティーフォー相模原球場
(1)星槎国際湘南-綾瀬(試合終了)
綾瀬
100 000 000|1
100 030 01X|5
星槎国際湘南
星槎主戦本田1失点完投
【評】星槎国際湘南が投打に底力を見せた。主戦本田は球威で押して1失点完投。無四球と制球も優れ、二回以降はわずか1安打に抑えた。打線も同点の五回、敵失に乗じて3安打で3点を勝ち越し。綾瀬は初回に井出、丸井の連打で先制したが、守りが乱れた。
○星槎国際湘南・土屋監督 本田は、打たせて取る投球ができた。どこの学校がうちの投手を打ち崩してくれるか、楽しみだね。
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(2)日大-磯子(試合終了)
磯子
100 000 000|1
000 013 00X|4
日大
そつなく攻め日大逆転
【評】日大がそつなく攻めて逆転勝ちした。1-1の六回に中村のスクイズや相手のミスに乗じて2安打で3点を追加。五回から救援の左腕中島は球威ある直球を軸に反撃させなかった。磯子は計7安打を放った四回までに突き放したかった。
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