
高校軟式野球の第62回全国選手権神奈川大会(県高野連主催、神奈川新聞社など後援)の抽選会が21日、鎌倉市の栄光学園高で行われ、参加26校の対戦カードが決まった。
7月16日に大和スタジアムで開会式を行い、25日に同スタジアムで行われる決勝(午前10時開始)まで熱戦を繰り広げる。関東大会を制した慶応は初戦の2回戦で県商工-横浜商の勝者と戦い、選手宣誓は藤嶺藤沢の主将野村尚平(3年)が務める。
優勝校は8月5、6日の両日、千葉県で行われる南関東大会に出場。同大会の優勝校が同月24日からの6日間、兵庫県明石市などで行われる全国大会の出場権を得る。
法政二への雪辱期す
今春の関東大会を制した慶応は「打倒法政二」を掲げて夏を戦う。春の県大会決勝で法政二に敗れた悔しさが忘れられないといい、主将兵地は「終盤の粘り強さが鍵。ミスを無くして精度の高い試合をしたい」と意気込む。
その先の目標は「1年生のころからの夢。最後のチャンスを絶対にものにする」という日本一だ。守備からリズムをつくるチームだからこそ、遊撃手として「声を出して内野をまとめたい」と気合を入れ直した。
新たな歴史刻む夏に
選手宣誓は22チームの主将が立候補した中、藤嶺藤沢の主将野村が当たりくじを引き、「あがり症だけど、全チームの気持ちを代弁したい」と誓った。
チームは今春、同好会から部に昇格。初出場の昨夏は2回戦で敗退したが、「必死に戦い一つでも多く勝ちに行く」。歴史に新たな一ページを刻む夏にしたい。