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3回戦 星槎国際湘南5-2川和
星槎・本田、創部初の夏シードに貢献 高校野球県春季大会

高校野球 | 神奈川新聞 | 2017年4月17日(月) 01:59

【星槎国際湘南-川和】7回を2安打零封と好投した星槎国際湘南のエース本田=サーティーフォー保土ケ谷球場
【星槎国際湘南-川和】7回を2安打零封と好投した星槎国際湘南のエース本田=サーティーフォー保土ケ谷球場

 今春注目の本格派エースの力投で、創部7年目で初となる夏のシード権獲得だ。星槎国際湘南の本田が7回を散発2安打零封。前日も8回9奪三振の快投を見せていた右腕は、鋭い直球と縦横のスライダーで連投の疲れも感じさせなかった。

 1年前からエースナンバーを背負う。昨夏は4試合全てに登板すると、昨秋は全5試合を完投(2完封)し、初の8強進出。桐蔭学園時代に数々の好投手を育てた土屋恵三郎監督(63)も「意地があるし、3連投できる力がある」と太鼓判を押す。

 中学時代は無名だったが、今春の県内ナンバーワン右腕を争うまでに急成長を遂げた。身長181センチ。入学時に55キロだった体重は、ウエートトレーニングを重ねて76キロに増加し、球速も本田自身が「ここまでいくとは思っていなかった」という最速146キロを誇る。

 ただ、本来は制球力も武器とする3年生は「打撃投手を毎日やって調整をミスした。悔いが残る試合」と、この日の5四死球に笑顔はない。

 投げるたびに「創部初」の結果を残してきたが、目指すものは、当然さらに上だ。「内と外に投げ分ける力がなければ上で勝てない。夏に向けて制球力を高めていく」。右腕は喜びに浸ることなく、克服すべき課題を掲げた。

 
 

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