高校野球の第94回全国選手権大会は9日、大会第2日の4試合を甲子園球場で行った。神奈川代表の桐光学園は今治西(愛媛)と対戦し、松井裕樹投手(2年)が1試合最多奪三振の大会新記録となる22三振を奪って完封し、7―0で完勝した。六回途中からの10連続奪三振も大会新。
松井投手は、140キロ台の直球と鋭いスライダーを武器に六回途中まで無安打。五回には3ランを放つなど投打に活躍した。これまでの大会記録は、第87回大会(2005年)の辻内崇伸投手(大阪桐蔭=現巨人)ら5人が記録した19で、連続奪三振は8だった。選抜大会では第35回大会(1963年)でPL学園(大阪)の戸田善紀投手が奪った21が最多。桐光学園は大会第8日の第2試合で、常総学院(茨城)と2回戦を戦う。
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