第105回全国高校野球選手権記念神奈川大会の運営委員会が1日、横浜市内で開かれ、大会の概要が固まった。今夏は昨年から3減の167チーム(合同5チーム)が参加。選手の体調などを考慮し、県内で初めて開会式を平日の夕方に実施し、従来通り出場校の全選手が入場行進する。
開会式は7月7日午後4時から横浜スタジアムで実施。式後の開幕試合や始球式はない。開会式の司会は立花学園マネジャーの小島みどりさん(3年)、閉会式は西湘マネジャーの武井亜海さん(同)が務める。
同スタジアムで行われる準々決勝は20、21日、準決勝は24日、決勝は26日。最大12球場で166試合を繰り広げる。夏の大会では初の「継続試合」を導入し、スタンドの声出し応援が復活する。
合同は、横浜緑園・横浜旭陵・藤沢総合、田奈・釜利谷・永谷・横浜明朋・横須賀南・海洋科学・平塚農商、津久井・橋本・厚木清南・愛川・中央農・相模向陽館、県川崎・幸、高津・新栄の計5チーム。深沢は舞岡から部員の派遣を受ける。加盟188校のうち、新城、麻生総合、市川崎、鶴見総合、三浦初声、吉田島が部員不足のため不参加。初出場校はない。
組み合わせ抽選会は6月10日に行われ、一般観覧は不可。入場券は1回戦から販売し、一般・学生800円、中高生300円、小学生以下は無料。観客の人数制限は設けず、マスクの着用も任意とする。(藤江 広祐)